高齢出産への道のり

高齢出産の育児

母乳育児

高齢出産では、母乳だけで育てる「母乳率」が低くなると言われています。あるデータによると、産後1カ月で母乳だけを飲ませている人は、20代が約8割なのに対し、35歳以上は約5割という報告もあります。この数字だけでは、高齢になって母乳が出にくくなると思われるかもしれません。

確かに高齢になると、乳腺の機能が低下するため、母乳の出は多少悪くなります。しかし原因はそれだけではありません。高齢出産の年代で仕事をしている女性は、職場でも重要なポストに就いている場合が多く、社会復帰のためにはどうしてもミルクに頼らざるを得なくなってしまいます。

また、仕事や日常生活でのストレスが溜まると、母乳も出にくくなってしまうのです。そして、母乳が出ないことを気にしていると、それがストレスになる…という悪循環になることもあります。

母乳の出方には年齢を問わず個人差があります。若くても出なくて困っている人もいます。高齢だから出ないと思い込まず、乳首の手入れや乳房マッサージなどをまめにしたり、左右ともまんべんなく吸わせてみたりするなど気をつけてみましょう。

産婦人科によっては、出産後も母乳育児や母乳のトラブルについて指導してくれる母乳外来を併設しているところもあるのでチェックしてみましょう。 それでも出ない時は「体質だから仕方ない」と割り切り、楽観的に考えることも必要です。悩んでストレスをためることが一番よくありません。ミルクだけでも立派に赤ちゃんを育てられます。

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