高齢出産への道のり

高齢出産の基礎知識

高齢出産の記録

最近では「高齢出産」のさらに上の「超高齢出産」という言葉も出てきており、これは50歳以上での出産をさします。実際に女性の場合、何歳ぐらいまで出産できるのでしょうか。

自然妊娠の場合は排卵が止まるまで、いわゆる閉経前までということになります。ギネス世界記録によると、世界最高齢の自然妊娠による出産記録は、1956年に57歳で女児を出産した、アメリカのルース・キスラーさんだそうです。

閉経後に妊娠するには、卵子と精子を冷凍保存しておき、女性にホルモンを投与して妊娠できる状態にしてから受精卵を子宮内に移植したり、提供卵子による体外受精という方法が取られます。ギネス世界記録では、世界最高齢での出産は、2008年12月に70歳で女児を出産したインドのラジョ・デビさん。精子・卵子ともに提供を受けたそうです。

スペインでは2006年12月、 67歳のカルメン・ボウサダさんが帝王切開で双子を出産しました。 ルーマニアでは2005年5月、アドリアーナ・イリエスクさんが66歳で出産しています。一卵性双生児だったのですが、1人は子宮内で死亡し、もう一人の女児を帝王切開で出産しました。

イギリスでは2006年7月、62歳のパトリシア・ラシュブロックさんが男の子を出産しています。 日本の最高齢とされているのは、2001年、60歳の女性が出産したケースです。この場合は、アメリカで20代女性の卵子の提供を受けて体外受精しています。

こうした妊娠方法は、日本でも海外でも、生命倫理の点から賛否両論がありますが、「高齢でも出産が可能」という事実は、高齢出産を望む女性の救いになるのではないでしょうか。

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