高齢出産への道のり

高齢出産の妊娠中

妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群は、以前は妊娠中毒症と呼ばれていた症状です。妊娠によって母体の血管や腎臓などにかかる負荷も大きくなってしまい、体が対応しきれない状態になると起こります。高齢出産の妊婦は妊娠高血圧症候群になりやすいと言われ、35歳以上の高齢妊娠では約20%の発症率との報告もあります。

加齢とともに血管の老化が進んで、血管内皮細胞が障害を受けやすく、そのために高血圧、腎炎などの内科疾患も発症しやすくなるとされています。

代表的な症状は、高血圧と腎炎によるタンパク尿です。高血圧を伴わずタンパク尿のみの場合は、妊娠高血圧症候群とは診断されません。重症化すると母子ともに生命に関わることもあります。

個人差はありますが、もともと肥満傾向で高血圧や糖尿病の人、カロリーや塩分過多の食事を続けている人の方が、この病気にかかる危険性が大きくなります。つまり生活習慣病の予防と同じで、規則正しい生活と栄養バランスのよい食事をすることで、高齢出産であってもこの病気にかかるリスクを減らすことができます。

高血圧の危険性は、加齢とともに高まります。高齢出産の女性は、妊娠後期まで働く方も多くなりますが、なるべく疲れやストレスをためないように、休みをきちんととって、リラックスした生活を送るようにしましょう。

妊娠高血圧症候群は、妊娠後期の28週目以降から発症率が上がります。この頃になると早産や流産の危険性も上がるので、産科医の指導をもとに、日常生活を見直しましょう。

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