高齢出産への道のり

高齢出産の妊娠中

妊娠糖尿病

妊娠糖尿病とは、妊娠がきっかけとなって発症した糖尿病のことを言います。妊娠によってインスリンというホルモンがうまく働かなくなり、血糖のコントロールができなくなると発症します。

インスリンの分泌が悪くなる原因は、先天的な体質の問題である場合が多く、家族や親戚などに糖尿病の患者がいる人は、遺伝的に妊娠糖尿病にもなりやすい可能性があります。

妊娠糖尿病は普通の糖尿病と比べて血糖値も低く、高血圧などの重篤な症状を伴うことはありません。しかし妊娠高血圧症候群や尿路感染症になったり、早産、流産、胎児奇形や胎児死亡、新生児の呼吸障害などを引き起こす可能性があるので、注意が必要です。

このため、妊娠12週未満のうちに検査をして、発見されたら早期に治療を始めなくてはなりません。主な治療法は食事療法と運動療法、薬による血糖値のコントロールです。食事は甘い物を控え、低カロリーで栄養バランスのよいものを食べて、決められた1日の摂取カロリーを守るというものになります。

妊娠糖尿病自体は一時的な症状で、産後にいったん血糖値が正常に戻ります。ところが40代や50代になって再発する確率が高くなるので注意が必要です。高齢出産の場合、子育てで大変な時に糖尿病が再発してしまう、ということにもなりかねません。こうした事態を防ぐために、妊娠糖尿病になってしまったら、出産後は体力の回復と健康管理に十分注意をしましょう。

糖尿病は、加齢とともに発症しやすくなる病気です。高齢出産の場合は、血糖値のチェックをしておきましょう。

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