高齢出産への道のり

高齢出産のリスク

ダウン症

染色体異常による胎児の先天異常の中でも、最も一般的なのがダウン症です。ダウン症は、22対ある染色体のうち、21番目の染色体が1本多いことによって起こります。

ダウン症の発生率は、全新生児を平均して0.1%とされています。ところが母親の年齢別で見ると、20歳代で0.06%、30歳代前半で0.1%、30代後半で0.3%、40歳代で1%と、高齢出産になると、それだけダウン症児の生まれる確率が高くなってしまうのです。この原因はやはり、卵子の老化により染色体が傷ついてしまうことと考えられています。

ダウン症の症状は、身体的特徴となります。丸くて起伏のない顔面、つり上がった目、小さい耳、小さい下あご、第5指が短い、内眼角贅皮(ないがんかくぜいひ、目頭を覆うひだ状の皮膚)などです。口唇裂や口蓋裂が見られることもあります。知能や運動能力の発達に遅れが生じることもあります。またダウン症の約40%は先天性の心疾患があると言われています。

ダウン症は先天的なもので、予防策はありません。また一人目の子どもが健常児でも二人目がダウン症になる場合もあり、その反対の場合もあります。

染色体異常による先天異常は他にも、重度の知的障害や心臓疾患を伴うエドワーズ症候群、子頭症や小眼球等の奇形、重度の知的障害、難聴を伴うバトー症候群などがあります。

染色体異常かどうかを調べるには、出生前診断検査がありますが、この検査を受けるかどうか、結果によって産むか産まないかは母親の決断にゆだねられます。

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