高齢出産への道のり

高齢出産のリスク

出生前診断検査

出生前診断検査とは、胎児に染色体異常がないかどうかを確かめるために行われる検査のことです。一般的に行われている検査は、血液検査、羊水検査、絨毛検査があります。

血液検査は、妊娠18週目頃に、母親の血液を少量採取して、タンパク質やホルモンなどの血中濃度を測定し、胎児の状態を推測するというものです。母体血清マーカーテストとも呼ばれます。ただし精度は高くなく、確率値を出す程度のものになるので、スクリーニング(ふるい分け)検査として行われます。

羊水検査は、妊娠14週から18週頃に羊水を採取し、その中にある胎児の細胞の染色体を分析します。この検査の精度は高いので、確定診断検査として位置づけられています。

絨毛検査は胎盤となる絨毛を採取し、その細胞を検査するもので、高い精度が得られますが、検査による流産の危険が高く、また検査機関も少ないので、遺伝的な病気が想定される場合にのみ行われます。

これらの検査を受けるに当たって問題となるのは、もし胎児に異常があるとわかった場合、産むか産まないかの判断をどうするかということです。妊娠・出産の機会が限られている高齢出産だからこそ、どんな障害のある子どもでも育てるという強い意志を持てるならよいのですが、その自信がない場合は、検査を受けない方がいいでしょう。

倫理観や夫婦の将来設計に関わる問題でもあり、検査を勧めない医師もいます。出産前検査を受けるのか、悪い結果が出た場合には出産するのか、夫婦でよく話し合うことが重要です。

高齢出産への道のり