高齢出産への道のり

高齢出産のリスク

体の衰え

年齢による女性の体の変化の中でも、妊娠・出産に大きく関わるのは、女性ホルモンの分泌量の変化です。月経や排卵のサイクルを整え、生殖機能を維持する女性ホルモンは、30代後半から徐々に分泌のバランスが崩れ始め、排卵が起こりにくくなり、妊娠しにくい体になります。

また、卵巣も加齢により老化し、それに伴って卵子も劣化します。卵子は、女性の体内に生まれた時からある原始卵胞から、毎月排卵されています。生まれてからずっと体内にあるので、環境の変化や加齢による影響を受けやすいのです。

しかし、こうした生殖機能の衰えに関しては、個人差が大きいものです。またこの年齢は、女性特有の婦人病の発症も増えていくので、定期的な婦人科健診を受けて、自分の体についてよく知っておきましょう。

もう一つ、高齢出産で心配されるのは、加齢による体力の低下です。特に初産の場合は、産道が固くなっていて子宮口が開きにくく、お産が長引くおそれがあります。自然分娩の場合は1日以上、陣痛が続くこともあり、これに耐えるには相当の体力が必要になります。

陣痛がきついと、気を失ってしまう人もいるそうです。妊娠前から健康維持も兼ねて、しっかり体力をつけておくことが必要でしょう。

高齢出産を望む人は、規則正しく健康的な生活を心がけ、ストレスや疲労をためないようにしましょう。また普段から適度な運動をして、体力もつけておきましょう。そうした普段からの心がけで、高齢出産のリスクはかなり軽減できるのです。

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