高齢出産への道のり

高齢出産のリスク

羊水検査

出生前診断検査で行われる羊水検査は、妊娠14~18週の間に行われます。羊水穿刺といって、注射針に似た長い針を子宮に刺して羊水を吸引し、その中にある物質や胎児の細胞を分析して、染色体や遺伝子の異常の有無を検査します。検査結果はだいたい2、3週間で出ます。

出生前診断の中でも、かなり精度の高い検査結果が得られるので、確定診断検査として行われますが、健康保険は適用されないので、かなり高額な費用がかかります。

検査のリスクとして、子宮に針を刺して羊水を採取するため、まれに流産や破水、出血、腹痛、子宮内感染、胎児の受傷などの合併症を誘発する危険があります。流産や死産に至る確率は、0.3%~0.5%といわれています。

その他の出血や腹痛など母体に症状が出る確率は約1%と言われています。いずれもごく低い確率で起こるリスクですが、高齢出産でのダウン症など異常発生率の方が、この検査のリスクより高いので行われているのです。

注意したいのは、羊水検査で診断できるのは、染色体異常や特定の疾病の代謝異常などに限られており、すべての異常が調べられるわけではありません。羊水検査で異常が見られなかったとしても、母親の年齢を問わず、障害を持つ子どもが産まれてくる可能性はあります。

高齢出産には確かにリスクは多いのですが、元気な赤ちゃんが生まれてくる可能性の方がはるかに高いのです。リスクに対する情報を知った上で、新しい命を育むという経験を楽しんで受け入れた方が、精神的にも身体的にもよいのではないでしょうか。

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