高齢出産への道のり

高齢出産の出産

帝王切開

高齢出産では、分娩時のリスクも高くなるため、帝王切開になる可能性が高くなります。帝王切開は、あらかじめ出産日を決めておく「予定帝王切開」と、分娩の途中で異常が発生して急きょ切り替える「緊急帝王切開」があります。

予定帝王切開になるのは、逆子や妊娠高血圧症候群、前置胎盤、多胎妊娠、母体の骨盤が胎児より小さい児頭骨盤不適合などの場合です。手術日は妊娠37週を過ぎてから決められます。日程が決まっているので予定を立てやすく、心構えもしやすいでしょう。

緊急帝王切開になるのは、陣痛が長引いて母体や胎児に負担が大きくなる場合や、胎盤機能が低下している場合、妊娠高血圧症候群などの急激な悪化による大量出血、胎児にへその緒が巻き付いて呼吸困難な場合などです。自然分娩の予定で出産に臨んだでも、分娩中にこうした異常に見舞われた場合は、母体と胎児の安全を最優先して帝王切開に切り替えます。

帝王切開の手術後1、2日は安静にし、食事も点滴で取ります。また回復を早めるために、多くの場合、手術の翌日からできるだけ歩くように指導されます。抜糸は1週間後くらいになり、退院は術後10日前後と、自然分娩に比べて少し遅くなります。

日本では6人に1人が帝王切開による出産というデータもあります。35歳未満でも10人に1人は帝王切開で出産しています。帝王切開は特殊な分娩ではありませんし、自然分娩でないからと言って引け目に感じることもありません。しかしどうしても自然分娩で産みたいのであれば、医師と相談してみましょう。高齢出産でも、母体が健康であれば自然分娩も可能です。

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